2016年2月10日水曜日

青木村の「管社(かんじゃ)里山ひつじ会」という団体が5年前ほどから、サフォークという種類の羊を数十頭飼っている。(イギリスのアードマン・アニメーションズ制作によるストップモーション・アニメーション『ひつじのショーン』にでてくる羊)




地区の深刻な高齢化と過疎化で、荒れ放題になっていく里山…
羊たちが草を食べてくれるお蔭手で美しい里山の風景をが戻ってきた…




耕作放棄地に生えている雑草は、刈り取り機という機械を使って草を刈るが、アスファルトの道端をブィ~ンと、草刈するのとはわけが違う。

斜面や足場の悪いところにも生えている雑草…
その草山をかき分けるように、草刈する…

蒸し暑い夏などは大変だ…

草刈の最中に、ツタや針金などが円盤の中心にきつく絡まったり…
石の破片が顔にあたったり…
まくれたシャツの横っ腹をやぶ蚊にさされたり…
もう少しでこの部分が終わるって時に…燃料が無くなったり…
汗をふいている最中も…首やひじなどをやぶ蚊が襲ってくる…

その厄介(やっかい)な雑草を羊たちが、むしゃむしゃと食べてくれる。

農作物の鳥獣被害にも役立っている。
野鹿やハクビシン、イノシシは羊が苦手なのか、農作物被害が極端に減っているのである。

エサはもちろん雑草だけではない…大豆や人参、ぶどう、りんごいろいろ食べる…。
冬場は雑草がないので、干し草を買ってきてあげたりしている。

昔は農家の人達が苦楽をともにした牛や馬がなくなると、土に埋めて「馬頭観音」として祀(まつ)る…この場合は馬ではなく羊なので、羊頭観音になる?…




今月その羊たちに…元気なあかちゃんが生まれてくる…。みなさまぜひ見に来てくだされ。


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