2015年12月23日水曜日

青木村で静かなクリスマス…もう少しで満月になりそうな月がくっきりと夜空に浮かんでいた…。

数日前の月
昔、テレビのニュースで北海道のある小さな町で…
お父さんたちがサンタに扮して、子供たちのいる家々へプレゼントをするとういうニュースが流れた。ひとりのお父さんが言っていた…

「ここはイルミネーションもな~んもなくて、ただ寒いだけだから…せめてクリスマスは子供たちに楽しんでもらおうと云々」と…

もうかなり前の話なので、今頃あの若いお父さん達は60歳以上にはなっているだろうなぁ…(笑)

クリスマスが終わり正月になると、この地域でも「どんと焼き」がある。僕が住むこの地区は青木村でも一位二位を競う、大きなどんと焼きの「やぐら」が建つ…。

子供たちが朝から各家庭の玄関先に置かれたダルマや書初めなどを集め、夕方燃やして天に捧げる…。




その時にモチを柳の木につけて、その火で焼いて食べると無病息災なのだそうだ。

○○○48や流行りの歌のBGMも無く、司会者がマイクを持って演出することもなく…

ただ黙々とそれぞれの作業をする…。
子供たちも手伝う…。
パチパチと火が燃える音をみんなで聞く…
繭玉をふうふういいながら食う…。

足るを知るは富むとは老子の言葉でありますが…

歳をとるごとにこの言葉の意味がひしひしと、寒さともに骨身にしみます。

今年もあと少し!がんばるぞ~!

2015年12月17日木曜日

青木村には2つの温泉がある。
田沢温泉と沓掛温泉。どちらもかけ流しの温泉だ。

沓掛温泉は…
共同浴場は1軒、37℃で熱い湯ではないのだが、2階に座敷があるので、子供連れにはありがたい…。
田沢温泉は…
共同浴場は2軒、「有乳湯」(うちゆ)と少し離れたところに「くつろぎの湯」がある。
となり町の上田には、別所温泉やら、室賀温泉、武石温泉、真田温泉などたくさんの名湯がある。

沓掛温泉 小倉の湯


温泉は海のない長野県にとってはビーチのようなもので、欧米などのビーチ沿いに住む感覚で、「ちょっとビーチで泳いでくる」的なリラックスタイムが温泉で楽しめるのだ。

そして欧米などのビーチと違って、すまし顔で横たわり、本を読んだり、持ってきたフルーツを食べたりするプライベート感覚のビーチとは違って…

いろいろな人とコンタクトすることができるバリバリのローカルコミュニティーゾーンなのである。

こどもの成長する環境として考えれば、とても勉強になる場である。

別所温泉あいそめの湯

昼間は、おばあちゃん、おじいちゃん。夕方はそれより若い人達がいり混じり、裸になって湯に入る…まさにオールエイジがコミュニケーションしあうのだ。
これぞ世界に誇れるジャパニーズライフスタイル!

2015年12月11日金曜日

青木村のふるさと便(詰め合わせセットの中)に「芽子にんにくのガーリックオイル」を入れてもらっています。
先日、朝早く青木村役場へ発送分のオイルを納品に行くと…



雲が正面の夫神山や十観山に掛かかって…ヨーロッパの空港の景色のようでしたので数枚撮ってみました。
電柱はもちろん日本なので数十メートルおきに立っていますが、山や雲は国籍なく同じように幻想的に見えます。





こんなすばらしい田舎で、世界の仲間が集える財産を共有していければ、心豊かな次世代の人材の行く末も明るいな~と感じる。

「足るを知るは富む」と紀元前6世紀の人物とされるアジアの偉大なる哲学者「老子」の言葉をまたかみしめる…。やはり2500年も前から人はあまり成長していない…。

豊かになったと思ったけれど、実は本当の意味では豊かになっていないねとよく聞くが、ではいったいどんな生き方で何を残して人生を過ごしていくのかが各々の課題である。

小学校3年生で9歳の時に二・二六事件に遭遇。父の居間で1mのところで、当時教育総監だった父が青年将校に襲撃され、43発の銃弾で命を落としたのを目のあたりにした渡辺和子さんの肉声のテープを昔聞いたことがある…(まだご健在です)
その後2012年に発売した著書『置かれた場所で咲きなさい』が、195万部を超えるベストセラーとなった…

その渡辺和子さんのテープの中で、エレベーター中にある「閉」ボタンを押さないという話がでてきた。わずか数秒でも大切にするために…あえてボタンを押さずに待つことを心掛けているという話だった。

たまたま数十年前、外国暮らしの時に同じようなことを考え、同じように心がけていて…まさか同じように感じている方がいらっしゃるとは…鳥肌が立ちとても驚いたのを覚えている。

宗教も肌の色も国籍も関係なく、人間の豊かさを考えて暮らすことがここ青木村ではできそうな気がしてならないのは…ぼくだけだろうか…いや…また同じように感じている方がどこかにいらっしゃるはず!それは…今これを読んでいるあなたかも!



今日も一日玉手箱がいっぱいになりますように…(こどもの学校の連絡ノートにいつも書いている言葉)

2015年12月5日土曜日

信州テレビに我らが「芽子にんにく」がでました~!

ある日、畑で作業をしていると…テレビのカメラマンとマンモウ飯田さんが「すいませ~ん!」と来て取材していった。

その翌週の水曜日にテレビで放映されお陰様で売り上げも少しではありますが…増えています。有難いです。みなさまありがとうございます!感謝感謝!

十観山の頂上辺りは最近雪が積もって見える時が多くなりました…。
青木村の奥の方(奈良本)では野沢菜が最盛期です!
ここ、ふもとの方では毎日寒い風に耐えながら、にんにくが育っています。
これから雪が降り、雪の下で越冬しま~す。春になるとまたグングン成長します。5月中旬ぐらいから玉ねぎ状の身が、分かれ始めて…にんにくになっていきます。楽しみですっ!





マンモウ飯田さんって…

1999年まで「ビッグマウス飯田」という芸名で「ヤス」(現在「ずん」として活躍)と『ヘーシンク』(浅井企画)という漫才コンビで数々のTV・ラジオ等で活躍。
2000年、妻の出産を機に、コンビを解散し、故郷の諏訪市に戻り「有限会社アーリーバード」に入社。
現在は同社の代表取締役を務めるかたわら、地方ケーブルTV(LCV)の番組に多数出演し、年に2回茅野市ベルビア内「電脳広場ベレック」においてお笑いライブ『オイ!オイ!マンモウ飯田デス』を開催。地元長野県を中心に各種イベントなどでも活躍中!

頑張れ~!マンモウさ~ん!
※ちなみに「有限会社アーリーバード」は芸能プロの会社かなと思いきや…地味な軽金属屋さんです…歯車とか作ってます!さすが長野県民!地味で無骨な部分も持ち合わせている心やさしいお人柄の芸人さんでした~!ホントありがとね!マンモウさん!またきてね!