2017年3月15日水曜日

青木村の寒い冬が終わり…小春日和が多くなってきました。
青木三山(夫神岳:おがみだけ、子檀嶺岳:こまゆみだけ、十観山:じゅっかんざん)の頂上付近には、まだまだ雪が残っておりますが…茶色の山の地肌が見える日が続いております。みんなさまお元気だったでしょうか…。



にんにくの作業は、冬でも続いております…水耕栽培なので…
畑の方は、土の中で今年の6月に収穫を待つにんにく達が生育中です。
雑草も元気でした。(笑)

3週間かけて除草をしました。除草剤を一切使わずに、育てるのでこの手間は欠かせません。
お陰様でスクスク育っております!ありがとうございます。


さてさて、畑の後ろに見える山…


以前、何度か紹介しております「子檀嶺岳(こまゆみだけ)」

読めないし書けない…最近、来訪者の方々から名前の由来を聞かれる機会がググッと増えました…道の駅あおきのリニューアルの影響ですね。
以前ご紹介しましたが…また、紹介させてください…今回はコンパクトに…

その昔、この山の麓(ふもと)が牧場になっていて…
そこの馬たち(駒)を大切にすること…
つまり、駒を斎る(まつる)というということから…

・駒斎(こまいみ):駒を斎(い)む

・子檀(こまゆみ):子供の「子」と「壇」音読みでは 「ダン」ですが、訓読みで「まゆみ」

となったということです。
それではまた…
青木村の面白い歴史もボチボチ紹介していきま~す。

そろそろ…スノータイヤをノーマルタイヤに履き替えなきゃ!

2016年12月6日火曜日

先日、国道143号を、青木村から上田方面へ軽トラで運転中、スイッチを入れたラジオから、聞こえてきた…

ラジオのリスナーから募集した投稿メールを、ゲストや芸人コメンテーター、女性アナウンサーなどが喋くる番組だった…。「これってこっちが悪い?」が今回のテーマ。

ある営業マンの投稿メール…

「先日飛び込み営業で、ドアのベルを押すと、中から奥さんが凄い剣幕で出てきて、今、赤ちゃんがやっと寝たところなのに起きちゃったじゃないのよ!と怒鳴られた…これってこっちが悪い?」

これに対し男性芸人のコメント…

「いや~この営業マンさんの気持ち、よ~わかります。決してわざとじゃなかったし、赤ちゃんを起こすためにベルを鳴らしたんとちゃうと思いますよぉ。ね~災難でしたね~。
どうにかできへんかな~。あっ、そや!
赤ちゃんが寝ていますので、ベルを鳴らさないでと、何か札とかぶら下げたりして、外にも分かるようにしたらいいんとちゃいまっか?」
とのこと…

この投稿が本物かどうか(番組を盛り上げるために、ほとんどはシナリオライターがよく書くのである)や、メディアの低俗化とかは評論家にまかせるとして…

こんなことが、企画されて放送され、この企画にスポンサーがつくなんて…
なんたることか…とにかく…子育て真っ最中のダディとしては…
「まったく分かっとら~ん!」と叫ばせていただきた~い…

赤ちゃんを寝かせる邪魔をしたことを、笑い話にして、、チャンチャンと終わりにしてはいけないのでR。

この機会に広くご理解いただきた~い。

昼も夜も泣き続ける赤ちゃん。一日中泣いている時期は、どの子だってある。
ママが死に物狂いで家事をしても、トイレに行っても…
とにかくママから、少しでも肌が離れれば、赤ちゃんは泣く…
この時期のママは完全なる睡眠不足状態である…

ずっと立って抱えて、ゆらゆらさせている状態がつづく…座れば泣きし、止まれば泣くし…
「よしよし」と…あやし、その時を待つことしか方法はない…
とにかく寝せなくては…何もできない。な~んにもである。
「お願いだ…寝てくれ」と神様に祈る…(それでも…赤ちゃんは泣き続けるのだ)

やがて時が経ち…「無」という境地に入るころ…

しだいに…赤ちゃんの泣く嗚咽(おえつ)間隔が長くなり…
ようやく、頬になみだの跡を残して目を閉じる…

そして…嵐の中、一筋の後光が、雲の隙間から見えてくるように…
おっぱいが赤ちゃんの口から、静かに離脱する…
(※注:妻の場合である。パパの場合は、赤ちゃんの両腕がブラーンとして、体重が重くなり、フ~っと深い深呼吸をした時が、離脱の瞬間なのである。ちなみにパパのおっぱいはミルクがでないから、つねるだけのただのイボである。)

このまま!このまま!頼むぞ!慎重にな!と自分に言い聞かせ、最低速スローモーションで、寝る場所へ、移動しはじめる…ポジションを整え始め、静かに…ベッドに横になる…。

そして、ヨガ仙人になりきる…指先も0.1ミリ単位で動かし…
…自分の体を赤ちゃんからゆっくり離して…
(あれっ自由自在に体が動くんじゃん!って自分の体の動きに感心したりする…人間必死になればなんでもできるのだ)

…完全離脱成功。

やった…やったぞ!…しかし!油断は禁物じゃ!
息を止め、立ち上がる。ぐらっとして、バランスを崩しても、すかさず両腕を広げてヤジロベーのように立ち直り…そっと部屋のドアの方へ、一歩そしてまた一歩…

寝てくれて!ありがとう!神様ありがとう!感謝の気持ちで、ドアのノブを握り…そして、そっと回し……ゆっくりとドアを開けて、静かにドアノブを回しながら閉める!ただこれだけのことなのだが…かなりの沈黙の時間が、無音の時間が流れ…ドアを閉める。

…最後の仕上げ!ドアから離れる…
最後の最後のこの部屋を出たこの一歩で、床が少しでも…「ミシッ…」と音を立てたら…おしまいだ…抜き足差し足忍び足…で完了です。

このプロセスを経て、やっとのことで「赤ちゃんを寝かせる」ことが終わる。

他に子供がさわいだり…電話がなったり…洗濯機やお風呂の終了時にメロディーが流れたり…体調がよくなかったりと、とにかく沢山予期しないことが起きるため…実際にはこんな絵に描いたようには成功しないが、とにかく「赤ちゃんを寝かせる」ということは、実に大変なことなのである。

自分は父でも乳はでないので、本当の苦労は申し訳ないが…分からんのだが、分かる範囲で書かせていただいた。「赤ちゃんを寝かせる」ことの理解は、輝く未来を築くひとつの礎(いしずえ)だと思うからだ。

小さいことだが、子供の平和、家族の平和ってのを、女性を助けることからはじめると、調度いいと思う。
特に日本は、女性を助けるって気を遣ったって、自分の奥底にしみついたぬぐい切れないものがある訳で…よっぽど気を遣っても、諸外国の男性から比べると…100分の1程度なのかもしれない。(自分も同類である)

皆の衆!外人にばっかりカッコいいダディをやらせてなるものか!

ご飯粒が、納豆と一緒に靴下の裏についていたってなんだ~!
冷たいビールを飲もうと思った瞬間に、子供にせがまれトイレに行き、ゆる~いウンチを拭き取り、帰ってきたらぬる~いビールになってたってなんだ~!
自分がやった方が早いが、車のスノータイヤ替えを子供にやらせて、準備で1時間、やってもらうのに一日かかったって、そのくらいなんだ~!
小遣いがなくたってなんだ~!

あれっ?もしかして最近育児ストレスなのだろうか…

いやいや…すべては、子供たちのよりよい未来に繋がっていると信じたい…ダディでした。


2016年11月25日金曜日

青木村にも雪が!例年より早い11月24日(木)

先週の日曜日に、自家用車のスノータイヤを履き替えていてよかった~。
みんな、その日の朝に替えたり、まあ23日(水)勤労感謝の日に替えていた人が大半だったけれど…。
例年より早めのドカ雪に…雪かきに追われました。



25日(金)は晴天に恵まれ、小学生が今日はいつもの通り、班で登校していました。
しかし、ところどころ坂があるところは、まるで氷の滑り台。そして寒い!
送ってやったほうがいいのに…と思いながら、眺めていると…
子供たちは、雪が積もり、凍った坂道や道路を大の字になって、ヨロヨロと歩いている…
遊びのスケートと違って、手をつないだりしてません。マジです。
ひとりひとり、間隔をとって(転んだ時に自分だけ転べるように)いました。
顔は真剣です。(この表情が実にいい!)

ようやく雪が積もっていないアスファルトたどり着くと、タッタッタッと小走りして、いつものようにみんなでまとまって、歩きだしました。
浅はかな大人のおせっかいをしないでよかった…と思い。また、青木村の「あおきっこ」の面白いところを見させてもらいました。



にんにくはラッキーなことに雪が降っても大丈夫!元気でした。

2016年11月10日木曜日

青木村で初冠雪!11月9日!雪が!

青木村のシンボル三山の1つ、十観山(1,284m)に雪が積もりました!



これから冬の本格的な準備に掛かります。
主な準備とは…

①車のタイヤをスノータイヤに取り替えます。
1台2,000円が相場でやってくれますが、1シーズンで履いて脱ぐので2回分1台4,000円がかかります。なので…車が2台あればそれだけで8,000円…
身分相応に…自分でやります。

②水回りの凍結防止栓のチェックしま~す!
これは、家の外などにある水道の蛇口には、地下50㎝ほどのところに蛇口に水を通す管に、栓が立っています。だいたいオレンジ色のまわしノブですが、これを「閉める」にしておきます。

③水回りの水道管にまいているサーモヒーターのチェックもしま~す!
これも、水道管破裂防止のために、水道管にグルグル巻かれたコードヒーターが、10℃以下の低温になると電気が通り、水道管を温めます。寒い地域ではごく普通に、家の裏の給湯器などの水回りの管にはあります。それが、たまにコンセントからずれてしまったりするので、通電しているか等を確認していきます。

灯油ストーブはもうすでに使っていますし、薪ストーブの方は、ゴールデンウイークなどに作った薪などが、いいぐあいに乾燥していますので使っています。
その他
・渋柿づくり(剥いてつるす…食べる時は一瞬だが、採って剥く作業は大変です…)
・野沢菜づけづくりの用意(桶や重石をチェックしたり…12月につけます)
・藁(ワラ)を乾燥します(来年野菜を植えたりする時に使います…)
などさまざまな冬支度(ふゆじたく)…信州ならではの寒い寒い冬がきます。この寒さが野沢菜づけをおいしくさせます。
この野沢菜、青木村の直売所には12月に出回ります。大規模農家さんの一つは標高800mのところで栽培していて、この野沢菜は最高です。

皆様、冬景色の青木村…遊びにきてくだされ~!

あっ、まだまだ紅葉いけますよ~!

青木村の産業祭11月19日(土)/20日(日)で、出店しま~す!ぜひお越しくださ~い!




2016年11月1日火曜日

青木村のにんにく…モミかけおわりました~!

途中雨に2回ほど降られましたが…4穴11畝(うね)~完了です!
この前植えたばかりのにんにくが、もう10~15㎝にのびているなんて…一日1センチ以上伸びている!



近隣の就労支援施設で、メンタル面が不自由な施設利用者さんにも、ガッツリお手伝いいただきました。
「丁寧にひとつひとつ穴に、シャベルでモミを入れ、黒ビニールのマルチをバサバサして、はみ出したモミを穴に入れる作業です」地味ですが…大切な作業なのです。
その作業と並行して、穴から芽が出ずに黒ビニールのマルチの中で、芽が伸びてしまうにんにくを探して、穴から伸びるように、マルチの穴を広げたりする作業も、この時期、毎日の仕事です。

【数日目、ある施設利用者さんと私の会話】

彼「あした雨?」

私「雨みたいだね」

彼「あした雨?」

私「うん、そうだよ雨みたいだよ。ちょっとまって…スマホで調べてみるね…あっやっぱり、雨だ!」

彼「あした雨!」

私「でも午後からだから、畑の作業は午前中できるね!」

彼「やったね!」

私「そうだね!やったね!作業お願いしますね!」

彼「やったね!」

私「そう、そう、よかったね!明日午前中作業できるね!」

彼「やったね!」

おいし~いにんにくが、できそうです!

2016年10月19日水曜日

青木村、にんにく植えてます!
曇りのち曇り…一週間に1日晴れ…また曇りそして時々雨…
このぬかるみの中、たまたま我々はなんとか畑を耕し、マルチシートをして、奇跡的に植えることができました~~~!

東京から、会社の応援団が来てくれたのです…




普段はデスクワークで頭脳を使っていただいているのにもかかわらず、かなりのペースで植付をしていただいた…
あんりがたや~!次の日筋肉痛で大変だったそうだ…ありがとうございました~!
すくすくと今年も育つように…!

2016年10月2日日曜日

今年の7月に収穫したニンニクが 芽子にんにくの新物で出荷していま~す!フレッシュ(生)は7片入りで540円、ガーリックチップが810円、ガーリックオイルが880円です!
今年から、このガーリックオイルにチップを入れて販売しています!香りも良く、見た目にも良いのでぜひお買い求めいただきたい。(道の駅あおきで販売しております)




さてさて、先日「官社ひつじの会」の牧場まつりに行ってきました。BBQやら、松茸汁やら、持ち寄ったおいしいお酒をいただきました。ここは前にも紹介したことがありますが、サフォークという種類の羊に耕作放棄の除草をしてもらっています。

この「官社ひつじの会」の頭の文字の「官社」は、あと400m登れば頂上の「子檀嶺岳(こまゆみだけ)標高1223m」が別名冠者(かんじゃ)岳と呼ばれていたことから由来する。

「子檀嶺岳(こまゆみだけ)」の語源は、山の麓(ふもと)に古代の牧場があり、その馬たち、すなわち駒を大切に敬う(うやまうこと)、駒斎(こまいみ)からきたとのことである。(駒を斎る(まつる)というということだ)ちなみに現在の地区の名前は「当郷」(とうごう)旧地名は塩原牧である。

山頂からは、当村の田沢・村松・当郷の奥社があり、上田市や青木村などや、接近する山を望むことが出来る。またこの山は、地元の人にとっては、信仰の山としての霊山であり自慢の山であると言われている。古代の東山道がふもとを通る。

伝説もある。その昔、冠者様が山にかけあがろうとして落馬し、胡麻穀で眼を突き傷つけたそうだ。そのことを忌んでのことであるとされ、山むこうの、田沢温泉にある子檀神社の鎭座する地域には胡麻を作つてはならないとの言伝えが残る。いや~面白いですね~!