2016年2月15日月曜日

青木村でも?連日ニュースで話題になっている清原和博の覚せい剤問題。流石(さすが)にどのテレビ局も報道し過ぎて、今度は元巨人軍の○○さんとか出演し…その変わり果てた姿や暮らしが報道され…それを観た視聴者は、今の自分の生活でよかった…私達は幸せなんだという気分にさせられ…

なんだか…ニュース番組もバラエティ化している気がしてならない。

清原和博は3年前に「大阪・桜宮高校バスケットボール部で起きた顧問教師による体罰と生徒の自殺」があった時、TBS系の番組で、大胆発言と騒がれた「体罰やしごきを乗り越えてきたから今の自分がある」発言をしている…。僕に言わせればすでに、この時点で大罪なので、今さら何をしてもまったく変わらない…。
また小学5年生からPL時代までを回想し、中学時代、コーチから「センターに打て」と指示され、レフトに本塁打を放ち、褒められると思って戻ってくると往復20発ぐらいビンタされたという…
驚いたことに、その指導という名の暴力を…「オレの根性が鍛えられた」と感謝していると…。


いつの日か、このような間違った考えや指導をする人がいなくなり、人々の「教育」という概念そのものが「共育」となり、いじめや、指導や体罰という名の「犯罪」が、一つでも無くなっていくことを切に望みたい。

そしてこんな世の中でも、地味な活動をしている方々もいらっしゃる…

今日はその中のお一人をここで紹介させていただく。
弁護士 山下敏雅(下は子どものみなさんへの相談ブログです)
http://ymlaw.txt-nifty.com/blog/2013/06/post-1f19.html


この清原和博の騒ぎの中…
青木村の自然、そして保育園~中学校の一貫教育はどれだけ子供たちの心を豊かにしているのだろうか…

子檀嶺岳(こまゆみだけ)

「こどもは村で育てる!」の金看板の理念の名のもとに、大人目線の指導になって傲慢になっていないだろうか…
携帯やスマホの使用時間を制限するだけではなく、日々変わる「アプリや仕組み」を大人がきちんと理解し、子供たちが生きているステージでの自己の表現方法とか…角度を変えて子供たち主体の未来を考えることが、よりよい社会の方向性なのではないだろうか…。
我々大人の都合のいいように物事をとらえたり動かしてはならないのです…。

「くさいものにはフタを…」ではなく、新しい価値観で歩いて行ける次世代を育てられる青木村であってほしいと思う…。

飛べ!子どもたちよ!

そのためには我々大人たちがまず、若い世代に耳を傾け、すべてをリリースする気持ちで、道を広げ、その中心を次の世代の子供達に歩いてもらうことなのではないだろうか…。

まずは何かと怠惰になりがちな自分自身を戒めることからはじめるか!


2016年2月10日水曜日

青木村の「管社(かんじゃ)里山ひつじ会」という団体が5年前ほどから、サフォークという種類の羊を数十頭飼っている。(イギリスのアードマン・アニメーションズ制作によるストップモーション・アニメーション『ひつじのショーン』にでてくる羊)




地区の深刻な高齢化と過疎化で、荒れ放題になっていく里山…
羊たちが草を食べてくれるお蔭手で美しい里山の風景をが戻ってきた…




耕作放棄地に生えている雑草は、刈り取り機という機械を使って草を刈るが、アスファルトの道端をブィ~ンと、草刈するのとはわけが違う。

斜面や足場の悪いところにも生えている雑草…
その草山をかき分けるように、草刈する…

蒸し暑い夏などは大変だ…

草刈の最中に、ツタや針金などが円盤の中心にきつく絡まったり…
石の破片が顔にあたったり…
まくれたシャツの横っ腹をやぶ蚊にさされたり…
もう少しでこの部分が終わるって時に…燃料が無くなったり…
汗をふいている最中も…首やひじなどをやぶ蚊が襲ってくる…

その厄介(やっかい)な雑草を羊たちが、むしゃむしゃと食べてくれる。

農作物の鳥獣被害にも役立っている。
野鹿やハクビシン、イノシシは羊が苦手なのか、農作物被害が極端に減っているのである。

エサはもちろん雑草だけではない…大豆や人参、ぶどう、りんごいろいろ食べる…。
冬場は雑草がないので、干し草を買ってきてあげたりしている。

昔は農家の人達が苦楽をともにした牛や馬がなくなると、土に埋めて「馬頭観音」として祀(まつ)る…この場合は馬ではなく羊なので、羊頭観音になる?…




今月その羊たちに…元気なあかちゃんが生まれてくる…。みなさまぜひ見に来てくだされ。